文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されている松山東高校(松山市持田町2丁目)で3日、研究成果の発表会があった。生徒らがドイツでのフィールドワークなどについて流ちょうな英語で話した。
 昨年11月、ドイツを訪れた2年生の5人は環境教育や多文化社会に関し報告。アンケート結果を基に「松山東高生の7割が多文化社会について教育が不十分と感じる一方、ドイツ人は全員が十分と答えた」とし、大陸国のドイツでは多くの国の人や文化が交わるためだと分析した。
 登壇した2年の男子生徒(17)は「SGHの活動を通して外国人への苦手意識がなくなった。日本は島国だが、どうしたら多文化への理解を深められるか考えたい」と語った。
 生徒や保護者、大学関係者ら約1000人が参加した。